ベルリンの壁
エトガー・ヴォルフルム 著
『ベルリンの壁
 ―― ドイツ分断の歴史
飯田収治 + 木村明夫 + 村上 亮 訳
 
 
 
発行 洛北出版
四六判 並製 284頁
2012年 12月 15日 発行
ISBN 978-4-903127-17-0 C0022
定価(本体価格 2,400円+税)







『ベルリンの壁』
拡大してご覧いただけます。










『ベルリンの壁』











『ベルリンの壁』











『ベルリンの壁』











                『ベルリンの壁』











『ベルリンの壁』






壁が倒れたとき、
あなたは何歳でした?


なぜ人びとは壁に慣れてしまったのか?

その壁がどうして、1989年に倒れたのか?

建設から倒壊までの、冷戦期の壁の歴史を、

壁のことをよく知らない若い人にむけて、

簡潔かつ明瞭に解き明かす。

写真を多数掲載。





 1989年、ベルリンの壁は倒壊しました。
今の若い人たちには、記憶のない事件でしょう。
その後に生まれたのですから。


 この本は、壁の構築から倒壊に至るまでの人びとの
苦悩、抵抗、無関心の歴史について、
壁のことをよく知らない人に向けて書かれています。
今なお世界中にある「壁」にも目を向けてほしいからです。


 たとえば、イスラエルとパレスチナのあいだ、
アメリカとメキシコのあいだ、
インドとバングラデシュのあいだ、
都市の富裕層と貧困層とのあいだに、
「壁」が構築され続けていることに、
あなたは気づくでしょう。



目次






序文
壁にむける視線


1章
衝 撃
―― 壁建設、1961年8月13日


2章
前 史
―― 壁建設への道


3章
安 堵
―― 西側と壁建設


4章
壁による閉じ込め
――「沈静化要因」としての壁


5章
人狩り
―― 逃亡の成功と失敗


6章
うそ
――「反ファシズム防壁」


7章
立派な外観
―― 壁緊張緩和の時代の壁


8章
終わりのはじめ
―― 東ブロックの不穏な情勢、新冷戦


9章
世界最長のカンバス
―― ポップ・アートの壁


10章
自陣営内の敵
―― ドイツ社会主義統一党とミハイル・ゴルバチョフ


11章
世界を揺るがした出来事
―― 1989年、壁の倒壊


12章
壁の消滅と記憶へ
―― 壁が後に残したもの


むすび
現代世界における壁



訳者あとがき
索 引(事項索引、人名索引)


本書の中身

本書の「20〜31ページ」と「196〜213ページ」とを、印刷前の状態ですが、ご覧いただけます。
(ページの閲覧には、Flash Player 9.0以上が必要になります。)



著者紹介

エトガー・ヴォルフルム  Edgar Wolfrum
1960年生。現在、ハイデルベルグ大学の歴史学教授。 第二次世界大戦後のドイツ現代史が主たる専門領域で、 ドイツ歴史学界の第一線を占める研究者のひとりである。 『ドイツ連邦共和国 1949〜1990年』(2005年)、 『ドイツ民主共和国』(2009年、いずれも未邦訳)など、 多くの著作がある。


訳者紹介

飯田収治  Iida Shuji
1938年生。大阪市立大学名誉教授。京都大学大学院・文学研究科博士課程単位取得退学。専門はドイツ近代・現代史。著作として、共著『ドイツ現代政治史(改訂版)』(ミネルヴァ書房、1995年)、編著『西洋世界の歴史像を求めて』(関西学院大学出版会、2006年)など。翻訳として、H-U・ヴェーラー編『ドイツの歴史家』(第1巻、第4巻、共訳、未來社、1984年)など。


木村明夫  Kimura Akio
1942年生。関西学院大学大学院・大学院研究員。関西学院大学大学院・文学研究科後期博士課程単位取得退学。専門はドイツ現代史。著作として、「東ドイツの日常生活空間――ホーネッカー前期時代」(『人文論究』56巻1号、関西学院大学・文学部、2006年)、「東ドイツ〈壁がん社会〉の消費構造――自家用車願望にみる〈裏経済〉のメカニズム」(『西洋史学』229号、日本西洋史学会、2008年)など。。


村上 亮  Murakami Ryo
1981年生。関西学院大学大学院・研究科研究員。関西学院大学大学院・文学研究科後期博士課程修了。専門は近代ハプスブルク帝国史。著作として、博士論文『世紀転換期ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける農業政策の展開――ハプスブルク帝国による周辺地域開発の意義』(関西学院大学、2012年3月、博士・歴史学)、「ハプスブルク統治下ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける森林政策――森林用益権をめぐる国家規制と慣習的権利の対立と妥協」(『スラヴ研究』57号、北海道大学スラブ研究センター、2010年)など。


装幀

本文デザイン・組版・カバーデザイン
洛北出版 編集







『ベルリンの壁』












『ベルリンの壁』






書評