洛北出版-2019年9月(1)

New Books
COMING SOON (Nov. 2019)
『荷を引く獣——動物解放と障害解放』
(仮題、近刊)
スナウラ・テイラー[著]

不具[かたわ]と呼ばれるのは、障害をもつ動物たちだけではない。すべての動物、わたしたち人間が「障害をもつ」と呼ぼうが呼ぶまいが、あらゆる動物が、障害者と同じ基本的な理由で、その価値を貶められ、虐げられている。動物たちは、無能と見なされるからだ。……もし動物と障害の抑圧がもつれあっているのなら、解放への道のりもまた、結びついているのではないか?
『新生児マス・スクリーニングの歴史』
『新生児マス・スクリーニングの歴史』
笹谷絵里[著]

新生児マス・スクリーニングとは、赤ちゃんに先天的な疾患があるかどうかを検査し、治療する医療事業のことです。現在、ほとんどの新生児が、この検査を受けています。この本は、子どもの検査とされながらも、親の遺伝情報の管理=出生防止としても機能してきたその歴史を、くわしく紹介しています。
不妊、当事者の経験 日本におけるその変化20年
『不妊、当事者の経験
 ―― 日本におけるその変化20年』
竹田恵子[著]

多くの人は、不妊治療を始めるとなると、戸惑い、不安、焦りなどの、重い感情を経験します。このような経験は、不妊治療が普及していったこの20年間で、どのように変化していったのでしょうか。この本は、一人ひとりの当事者へのインタビュー調査をもとに、日本の家族形成、仕事環境、インターネット利用、公的支援も視野に入れ、当事者が編み出す、不妊治療への対処法を明らかにしています。
飯場へ
『飯場へ ―― 暮らしと仕事を記録する』
渡辺拓也[著]

仕事ができない自分が悪いのか? 職場の共同性をどんどん切りつめていく理不尽な圧迫を、私たちは、どのように押し返せばよいのだろうか。本書は、飯場〔はんば〕の一人ひとりの労働者が置かれた関係性に注目し、この問いに迫る。どんな条件で仕事をし、どういう暮らしをおくるのか、そして、どのような人たちと出会ったのかを、「僕」の飯場体験にもとづいて詳しく描き、考え抜いている。
洛北出版-2019年9月(2)