日本経済新聞 書評、『スネーク・ピープル』 酒井隆史 著

日本経済新聞 書評、『スネーク・ピープル』 酒井隆史 著

スネーク・ピープル――ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜
酒井隆史 著

日本経済新聞 書評 2025年10月4日 土曜 朝刊

―― 直線的な生に反抗のうねり

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91712990T01C25A0MY5000/

 

評者は、栗原康さん。
全文閲覧は会員限定ですので、ごく一部分のみを引用させていただきます。

「しかし酒井は言う。わたしたちは他人にいいように使われるだけの道具ではない。上から決められた目標に従わされ、そのための手段として生きるのはもうたくさんだ。ジグザグしよう。疲れたら座り込む。…自分の時間を自分で生きる。一人ではない。巨大な蛇身となって、横へ横へとズレていくのだ。国や会社、党の役に立たなくたってええじゃないか。…〈世界はわれらのものであり、主人はわれわれなのだ〉。」

くわしい目次などは、『スネーク・ピープル――ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜』の小社webページをご覧くださいませ。

『スネーク・ピープル――ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜』 酒井隆史 著

 

『スネーク・ピープル――ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜』 酒井隆史 著

 栗原康さんの著書として、『村に火をつけ、白痴になれ:伊藤野枝伝』、『アナキズム:一丸となってバラバラに生きろ』(ともに岩波書店)、『はたらかないで、たらふく食べたい:「生の負債」からの解放宣言』(ちくま文庫)などがあります。